さまざまな研修を通じて
共に学び、成長していく3年間

協和会の卒後研修

新人看護師と新人担当看護師が共に成長できる理想の形

先輩看護師の教えが新人看護師を、新人看護師の成長が先輩看護師を育てる。
お互いが支えあい、学びあい、ともに成長できるのが協和会の教育制度です。
3年間の法人共通教育プログラムに加えて、現場では新人担当看護師が、
新人看護師が一人前の看護師として自立できるよう、教育・指導を通して支えていきます。

3年間の教育プログラム

入職年度だけでなく、3年間を通じてグループ共通の研修を行い、技術、知識を深め、
協和会グループのどの病院に入職しても同じレベルの臨床で活躍できる看護師に成長できる場を用意しています。
現場でも先輩からのサポートを制度化することで、教える側、教えられる側ともに成長できる場づくりを行っています。

1年目研修プログラム

プリセプター制度

身近な先輩として新人看護師の指導や精神面をサポートするプリセプター。協和会では、プリセプターに対しても研修を行い、新人看護師が安心して指導を受けられる体制をつくっています。

新人看護師や中途採用者へプリセプター制度を用いた教育を行っています。病棟では師長、主任とともに毎月会議を行い、それぞれの個別性にあった指導方法について話し合いをしています。プリセプティとじっくり話しながら、丁寧に指導を繰り返していく事で、個々のより良い成長に繋がっていると実感しています。プリセプティからは、「温かい環境がとても嬉しい」「優しく教えて貰えるから安心できる」といった声があり、プリセプター制度による教育支援は魅力の一つです。

千里中央病院 2019年入職

メンタルヘルス研修
(法人看護部企画)

研修の目的は、新人看護師のリアリティショックや社会人としての様々な不安を軽減することです。公認心理師を講師とし、自己の課題を見つけ、困難や強いストレスに直面した時に対処するためのコミュニケーションスキルやレジリエンスを鍛えられるようにします。入職前研修を含め、1年間を通じて4回シリーズで開催しています。

ふりかえり研修
(研修センター・法人看護部合同企画)

入職後の1年間をふり返り、自身の今後の課題を明確にするために、ひとり一人が症例をまとめ、各施設の代表者が発表します。また、同期でグループを作り、1年間の学びについて語り合ったことをまとめグループごとに披露します。プレゼンテーションの方法は、画像や音声、寸劇を取り入れるなど、様々な工夫が見られます。

2・3年目研修プログラム

セルフマネジメント研修
(研修センター企画)

目標達成や仕事を滞りなく達成するためには、セルフマネジメント力を身につけることが必要です。若い世代が今後「なりたい自分」になるために自分を律し、自己の能力を活かすことができるように、セルフマネジメントに必要な様々なスキルを学び、組織の一員として自律できることを目的とした研修です。

ケーススタディ発表会

卒後2年目では、自身の看護実践を理論に照らし合わせて考察し、自分の看護に意味づけることができるように、これまで受け持った患者からケーススタディに取り組みます。さらにケーススタディを他者へ伝え、意見交換をすることで視野を広め、看護感を深める機会としています。

職場内教育の基礎
(研修センター企画)

卒後3年目となると少しずつ後輩を指導する場面に遭遇します。職場内教育(OJT)の重要性と指導に携わる者としての役割を理解し、後輩への教育を効果的に進めるために、座学やスモールディスカッションをしながら学びを深めます。

看護観発表会

看護師を目指したときから卒後3年間の体験をもとに、看護への思いを文章にまとめます。発表会ではそれぞれの看護を語り合い、他者の看護観に対して共感し、自身の看護に対する思いや考えを深めて成長につなげます。

研修風景

入職前研修

フィジカルアセスメント

オムツフィッター

摂食嚥下

気道管理研修

多重課題

看護部長と語ろう会

新卒看護師の環境適応を促進・支援することを目的に看護部長・新人担当看護師・プリセプター等が参加して定期的に開催しています。会の中では、テーマを設定し意見交換を行います。テーマには「仕事や看護に対する思い」「ストレス発散法」「夜勤を終えての感想」「一年の振り返りと次年度の目標」などがあります。また、リラックスした雰囲気で話ができるように軽食やお茶菓子を用意しています。顔の見える関係作り、新人の成長を確認できる機会として重要な場となっています